人が増えれば楽になる、って本当?

 

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人が増えれば楽になる、って本当?

 

残業が多い
その原因の話になると

「人手不足」

が必ず上がります。

では人が増えれば単純に楽になるのか?
残業が減るのか?

というと
そう簡単な話ではありません。

その前に
・知っておくこと
・やっておくこと
があるのです。

子どもが通う学童保育所の
父母の会の役員をやることになり、
(ついつい手をあげてしまう性分ですw)

その活動の中で
組織でも同じだな、
感じたことです。

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4月からムスコが
学童保育所に入所し、
学童の父母の会 会長になりました。

役員の定員は7名。

それが・・・

今年は立候補がなく
最終的に4名で行うことに。

定員の約半分です。

人数が少ないので、
大変になることは

容易に想像がつきます。

ところがどっこい(笑)

人数は少ないのに

とても楽に
やるべきこと
が進んでいます。

その理由は

【人数の少なさ】

です。

???

いやいや、
人がいなかったら
やることが増えて
一人ひとりの負担が増すでしょ

という声が
聞こえてきそうです(笑)

本当にそうでしょうか?

ここで
人が増えると起こる事象
を考えてみます。

私は昨年まで一人で
業務をしていました。

ですので、
今の会社の仕事は

私一人がわかっていれば
私一人で進めることができます。

つまり、
コミュニケーションのラインは
社内においては「ゼロ」です。

コミュニケションのラインとは
コミュニケーションのやり取りの数
と考えてください。

1人増えて
社内が2人になるとします。

1対1のやり取りなので
1つラインが増えることになります。

1つ増えることも
もちろん大変ではありますが、

2人増えると
このラインが3本になります。

2人増える
=メンバーが3人になります。

この3人をAさん、Bさん、Cさんとします。

コミュニケーションのラインは

AさんとBさん
BさんとCさん
CさんとAさん

の3本です。

では、そこにDさんが入って
4人になったとします。

コミュニケーションのラインは

AさんとBさん
BさんとCさん
CさんとAさん
AさんとDさん
BさんとDさん
CさんとDさん

の6本です。

3人→4人と一人増えることで

コミュニケーションのラインは
3本→6本と倍になります。

このコミュニケーションの
ラインの増加は、

それだけ意思疎通の数が
ふえることを意味します。

もちろん今は

1対1だけのやり取りではなく、

社内メーリングリストや
掲示板等で一斉にお知らせする

こともできるでしょう。

ですが、
伝わっていない
ということが起こるので

フォローが必要です。

今回の父母の会役員でも

共有しながら
タイムりにーに進められるよう

LINEでのやり取りを
メインにしました。

4人であれば

・誰がまだ読んでいない
・誰から返信がない
・誰が返信すべきことか

が明確です。

これが7人だとしたら・・・

コミュニケーションのラインは
単純に「21本」になり、

やりとりも複雑になります。

・誰がまだ読んでいない
・誰から返信がない
・誰が返信すべきことか

の判断が
4人の時よりも難しくなります。

むしろ一括でない方が
良いことも出てくるでしょう。

同じ役割を担う人同士で
やり取りを個別にする方が
効率が良かったり・・・

とコミュニケーションを
取る手段も

全体のグループと
個別のグループと
とわけることになったかもしれません。

これは
仕事でも同じです。

増えた人を活かすには
【活かすためのしくみ】
が必要です。

たとえば

業務を簡素化する
=今ある業務の見直し

教育を簡素化する
=マニュアルをつくる
メンバーで分担する等
教える業務自体の見直し

です。

それをせずして
人だけ増やしても

頼む方が時間がかかる

結果任せずやってしまう

なんてことが
あたり前に起こります。

せっかくやる気を持って
入った方も、

・皆が忙しそうにしているのに
自分は手持ち無沙汰

・声をかけようにも
かけづらい

何もできない
役に立てない
申し訳ない

と自分の存在価値まで
疑うようになりかねません!

業務を見直し、
効率化と効果アップを図るのは
このためでもあります。

業務量が多いから、と
人を増やすことを考える前に

本当に必要なのか
より良い方法はないか

を考える時間を作ること。

これが
人手不足を解消する
第一歩だと考えています^ ^

 

今日の話が
一生働きたい会社づくりの
ヒントになれば幸いです。

最後まで読んでいただき
ありがとうございます^ ^

 

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