うまくいくために必要なルール

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うまくいくために必要なルール

少し前の話になりますが、
プリンセス駅伝での
監督側の判断、運営側の判断が
話題になっていました。

後からいろいろ言う事は簡単ですが、
やはり判断をするのは難しい
ことだと感じます。

その判断を明確にするために
必要なこととは?

今日はそんなお話です^^

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週末に行われた
プリンセス駅伝。

出場した岩谷産業の選手が
走行中に骨折し転倒するも、

200メートル以上を
両手両足着きながら前進して
タスキをつなぎました。

それが
賛否両論を呼びました。

なぜそうなるのか
と言えば

前提は

人と人は違う

ということです。

事実は同じでも
受け止め方が違います。

四つん這いになっても
襷をつなごうとした
その闘志に対し

「感動した」
「かっこいい」

と称賛がある一方で、

「なぜ周りは止めなかった」
「そこはドクターストップだろ」


危険な状態で走行させたことを
批判する声もあがっています。

そもそも
なぜこのようなことに
なったのでしょう?

会社の見解は・・・

アクシデント発生後、

監督が即刻棄権を
運営側に申し入れたものの、

「選手の意思を尊重する」
という理由から
最後まで競技は続行された

とのこと。

運営側の対応に遺憾を示しながら、
改善を求めています。

確かに選手の気持ちを考えたら
あとわずかな距離、
襷をつながせてあげたい

とみじんも感じない

ということはないでしょう。

しかし

たすきをつないだ後の
選手の膝のケガのことを
考えると

即時に止めるべきだった
とも感じます。

どうすれば良かったのか・・・

その答えは

明確なルールを決めること

に尽きると感じます。

今回のケースであれば

「走れない状態になった時点で
棄権とみなす」

というルールを
事前に設けるということです。

例えば同じ駅伝でいえば

箱根駅伝は
どんなにタスキをつなぎたくても
TOPと20分以上経過したランナーは

どんなにあと数メートルだとしても
たすきをつなぐことができません。

数メートルであれば
待っても良いだろう・・・
とついつい思ってしまいますが

それはルールとして
許されません。

また、
私としてはもう一つ
気になる事があります。

それは、

選手自身が
たすきをつなぐことに
こだわりすぎていたことです。

監督の判断、
もちろん重要です。

運営側の判断、
これも必要でしょう。

ですが、
一番は本人が
走れない=キケンする
という選択をしなかったこと

が気になりました。

つまり
その時点では

自分のケガやその先のこと以上に
タスキをつなぐという
目の前のことに囚われているように
感じたのです。

これは・・・
一概には言えませんが

私は監督の日ごとの言葉や
タスキに対する思いが
そうさせたのではないかと
推測しています。

あくまでも私の推測です。

つまり

ビジョンが「たすきをつなぐ」
になっているのです。

もちろん
駅伝というレースに出る以上
結果は必要です。

そのために
タスキをつなぐ、
ということは必須であり

だからこそシンボルに
なるわけです。

しかしそれは

手段であり
目的ではない

はずです。

それが目的になって
しまっていた。。。

だからこそ
それを自分のところで途絶えさす
訳にはいかない・・・

そんな思いが
あの行動になったのだと
感じました。

今回の出来事は

短期的な視点で
ものごとを判断していることに
他なりません。

あくまでも推測です。

仮に

日ごろから
監督が

「何としても襷をつなげ」

と言っていたとしたら

このような行動に至ることは
自然のことだと感じます。

一方で、

選手の今後を考え

襷をつなぐことだけでなく、

仮に
脱水症状や
ケガによって
走れなくなった時に
どうすればよいか。。。

チームとしては残念だけれど
途中棄権
ということもする必要がある

また来年がある

といった話をしているだけで
その行動は変わるはずです。

今回のことで
新しいルールができることでしょう。

ルールとは
こうしてできあがっていくものです。

ルールを決めたら終わり
ではないですが、

ルールは何のためにあるのか
まで浸透していることで

長期的な視点が加わります。

ルールは、
よりうまく行くためのしくみ
です。

ルールがないことや
ルールが明確でないことで
何か問題が起こったとしたら、

どうすれば今後うまくいくのか?

でルールを考える。

その起点はやはり
ビジョンなのですよね。

最後まで読んでいただき
ありがとうございます^ ^

次回をお楽しみに♪

 

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