創意工夫で「働く」を自分のモノに
 ~戦略的な経験と知識で課題に挑む~

 

第2回目は経営コンサルタントの常松祐策さん。
不動産業はじめ製造業、会計、税理士事務所と経験とノウハウの取得のために計画的にステップを踏み、2016年株式会社りそうみらいを立ち上げ。現在は起業・事業拡大のコンサルティングを中心に、豊富な経験と知識で、不動産資産や事業化の相談、都市・街の課題まで幅広く包括的に取り組まれています。
また、三鷹市北野で「こひつじ共育センター」の受託運営を行い、不動産資産を地域で有効利用する資産オーナーさんも地域も豊かになる試みを継続していらっしゃいます。

常松さんに、多彩なお仕事経験とその時々の選択、そしてこれからの夢をお聞きしました。

 


やらされていると思うか、やりたいこととしてやるか


幼いころから学校の先生になろうと決めていた常松さん。学校の先生になるなら専門的に知識をつけられるところに、との思いから、高校までを過ごした島根から上京し、名門 東京学芸大学に入学します。しかし、選んだのは、不動産会社への就職でした。

 こちらに出てきて、親戚のおじが住んでいた吉祥寺に住み始めました。それが縁で武蔵野、三鷹あたりをうろちょろとしていました。吉祥寺の不動産会社に就職したのも知っているエリアだったからです。
大学では、こひつじ共育センターの隣にある北野小学校で教育実習をしたんですよ。

島根の田舎だと1学年1クラスくらいしかなくて、すごく先生との距離が近いわけですよ。勉強を教えてもらうだけじゃなくていろんなことを教えてもらったような、そういうイメージをもって先生になろうと思っていたんですね。
ただ、教育実習の段階で、学校には3クラス、4クラス、中学になるともっとある。そういう中で教育指導要綱に基づいて教育計画に基づいて実習をやりなさいっていう「基本」を学ぶわけですが、これは、とてもできない、と。

例えば算数の図形だって、1年生から継続的にやればいいのに区切って教える。中学生になってわからないところが出てきたら最初まで戻ってやればわかるようになるのに、それはできない。大学入試までにこの程度おぼえればいいというゴールはあって、それを達成すればいいわけなのに、横並びでやらなければいけないんです。3クラスあって1クラスだけ違うことはできないわけですよ。公教育では子どもは選べませんから、教師のやり方じゃなくて、決まったものを決まった通りにある程度教えなければならない。
それで、私塾をやろうと思ったんです。自分がやりたい教育ができる場を作ろうと。

「先生」というより何かを人に教えるってことが好きなんですね。だから学校の先生になろうと思ったのは実は間違いであって。今やっている仕事は、コンサルティングという仕事はまさしく人に教える仕事だな、と思っています。

大学で「都市社会学」という学問に出会いました。都市社会学は、都市の成り立ちや街ができる要因というのがあって、そこに人が集中していくと対応しきれなくなっていく問題、例えばインフラとか公害とか逆に過疎とか、そういう問題をどう解決していくかというのが大きなテーマです。それも不動産業界に就職する転機になったひとつです。
また、当時はすでに後期でしたがバブル期だったので、不動産業は儲かるだろうと思ったんです。私塾はボランティア的にやりたかったので、50歳くらいになったら大金持ちになっていてそのころにやろうかと。

自分が本当に望む「教える」ということがどういうことなのか、ということに若い段階で気づかれた常松さん。目的と計画を立て直しさっと方向転換をされる様子はやはり、常に自分の中に判断基準をお持ちだからこそ。本質を見出す冷静な観点は新入社員の頃から仕事に発揮されます。

 

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