エネルギッシュでパワフル。でも青筋たてて何かする、ということは全くなく、いつも楽しそうにお仕事なさっています。東さんの原動力は何なのでしょう?
思うんですけど、違いますよね、人によって自分の「普通」のレベルって(笑)。それがちょっと高いのだと思います。これが基本形なんですよね。
上の子を産んだ時に「育休」っていうくらいだから、その間は育児に120%投入しなきゃいけないんだと思っていたんですよ。でもそれを実践したら、限界だったんです。それくらいがっつりやっていました。資格を取ったりもしてたけれど、自分の子育てに向けての勉強だったから、やっぱり今思うと子育てしかやってなかったですね。原動力といえばそういうところなんだと思います。
自分と異なるタイプももちろんいますが、接客現場で育成に携わっていた時から、同じ一言でも人によって受け取り方も動き方もモチベーションも違う。いろんな人がいるんだというのは肌感覚で感じていたんですよ。「それは否定しちゃいけない」というのが、ISD個性心理学を学んでからさらに深まりました。もう少し頑張れない?みたいな気持ちにはならない。
でも、自分に合っていないことをやっている人はやっぱり苦しいと思うんですよね。だから、自分に合ったことをやったほうがいいんじゃない?とは思う。
モチベーションが出るときって、自分の底からこみあげてくるものがある時。その時にエネルギーが沸いて、困難も克服できるし、それがないから苦しいのだと思うんです。
かといって、苦しい時期に、それがわからないこともあるじゃないですか。実際に自分も苦しい時期があったから、そういう「時」の必要性もわかる。苦しそうな人に出会っても、今はその人にとって向き合うことが必要な時なんだな、と思います。
今の仕事の原動力としては、子育てをキャリアストップだと思ってほしくない、という強い思いがあります。私は苦手意識がありとても不安だった「子育て」が、一番大きな転機になって、そのおかげで今一番輝けている。それがいいかどうかわからないけど、出産して1月後には自分で仕事ができていたし、それも周りの協力と自分の準備があれば可能なこと。
それまでは私自身が、子育てでキャリアは完全ストップすると思っていました。でもこれからの時代は絶対そうじゃないんだよ、っていうのを実現していきたいから、自分もそうしたいし、これからの人たちにもそう思ってほしいです。
子育ては自分を犠牲するものではなくて、必ずプラスになると思って人生設計をしてほしい。そういうママさんたちを支えていけるような事業を起こしていけたらいいと思っています。
「キャリアと言えるようなものはなくて」と謙遜される東さんですが、自ら向かって行って体得し、ひとつひとつを丁寧に活かしていく。キャリアとは積み重ねた経験そのものであること、経験を素晴らしいキャリアにするかどうかは自分次第。改めてそんな風に感じたお話でした。その中にはご苦労や悩みもきっとたくさんあったはず。いつも自分自身をよく知り、信じて、学んで、また体験しながら現在も目下進化中。「あまり目標などを固めすぎずに、しなやかに、楽しいことをやっていきたい」とキラキラした目でお話になる姿は、とてもまぶしく映りました。
コミュニティに人が集まるのは、「単純にやっている人が楽しそうに見えるんだと思う」とおっしゃる東さんの行き先は、やっぱり楽しそう!今後のますますのご活躍を期待しています!
東さんに聞いた 10年後、20年後のセルフイメージ
東さんが代表を務める『世田谷ワーキングマザーの会』
「ママの笑顔」が「社会」を変える!をビジョンとして活動を重ねていらっしゃいます。
詳しくは以下ページからご覧ください!」
https://www.facebook.com/wm.setagaya/