今までしてこなかった「生活」をしている
今通勤をしていらしたときは完全にオンとオフがあり、スイッチを入れ替えていたそうです。今は自宅でのお仕事が中心とのことでライフスタイル、ワークスタイルをお聞きしました。
自宅で仕事をしているので、「よし、今から働くぞ」と構えることはなく、仕事は生活の流れの中の一部という感じです。
朝起きて体操をして、シャワーを浴びて、ご飯を食べて掃除機をかけて、2階の仕事場に上がって仕事をして、という一連の流れがあって、昼近くなると1階に降りてきて猫にご飯をあげて、自分のごはんを作ったり。
通勤していた時は22時23時に帰宅でしたから、今とは全然違います。起業した当初は平日の昼間にスーパーマーケットに行くと本当に罪悪感。しばらくは周りの目が気になって仕方がなかったのですが、今はすっかり慣れました。(笑)
自宅で仕事をしてみて気が付いたのですが、生活をすることの大切さというか、生活するって結構忙しいぞってことを実感しています。
変な話なのですが、1日8時間仕事している暇がないっていうか。朝6時に起きてもあれやこれややっていて、仕事を始めるのが10時くらいになることもある。そうこうしているとすぐに昼になり、1日8時間の仕事時間を確保するのがやってみると結構難しい。(笑)
サラリーマン時代は考えられませんでしたが、平日の昼間に猫と遊んだりしてるんですよ。世間一般からすれば「仕事をなめるな」って感じですよね。(笑)
でもそれは、めぐりめぐって仕事にとてもいい影響を及ぼしていると思うんです。仕事と家事、猫との遊び、どれをとっても僕の生活の一部。日々の生活にアクセントというか、メリハリができています。
今は毎日生活をするってことが楽しめています。気持ちはいつでも24時間365日営業中なんです!(笑)その上で僕のスタイルに合った働き方、ある日は家事、ある日は別のことをやる、それであんまり仕事しなかったなっていう日があってもいいんじゃないかなって。
今、こうして生活を楽しめるようになってきたら、これまで仕事はしてきたけど、生活をしてこなかったなっていうのを実感します。
生活と仕事がまじりあうなかでも、新しい人やもの、出来事との出会いは、常にフラットかつ貪欲に求めていきたいと思っています。
やはり自分は、これまでを振り返っても人との出会いによってつくられている気がしていて、外国語が堪能なわけでも特別な資格を持っているわけでもないですし、助けてくれる仲間の協力があって成り立っているので、そこは忘れてはいけないと。
先のことはわかりませんが、今の生活スタイルを維持しながら、自分自身成長していけたらな、と思います。
妹さんとの比較に苦しんだ思春期のお話を伺っていた時に思わず「でも小手さんていじけた感じが全然ないですね!」と言ってしまいました。それくらい穏やかで、穏やかというより揺れる柳のようなしなやかさがあるよう方だなと思います。「はい、それはないですねー。こんな自分でも人の役に立てたらうれしいので」とご謙遜なさいますが、きっと少年時代にはスポーツで、社会人になってからは個性的な社長さんの元で、たくさん心も仕事面でも鍛えられて「やわらかい」という強さを、真摯に努力されて手に入れられたのだろうと想像します。
これから自由でやわらかに、小手さんがどんなお仕事+生活を繰り広げていかれるのか、とても楽しみです。わくわくするお話をありがとうございました。
小手さんに聞いた 10年後、20年後のセルフイメージ
小手さんが代表を務める株式会社デイライト様の詳細は以下サイトからどうぞ
https://www.daylight.link/
生活と一緒に楽しむ働き方
~自分のペースで仕事も生活も楽しむ~