コツコツと運命に従い自由な「働く」に辿りつく
~ふわっとゆるやかに地域や人とつながってしあわせに暮らしたい~

 

ルモアン直美 さん

会社員
株式会社ルモアン東京 代表
enchanté ~つながりのはじめまして~ 代表

都内のIT企業に勤めながら2011年に女子栄養大学二部に社会人入学。大学での学びや社会人経験を活かし、在学中に奨学金認定プラン「ゆるやかなつながりの場づくり」をテーマにした食・健康・国際交流の活動「enchanté ~つながりのはじめまして~」を立上げ、地域で活動を始めた。
2012年から三鷹駅前でのラジオ体操。そこに道の清掃や朝カフェでのコミュニティづくりが加わり、現在延べ参加人数5000人の活動に発展。また同年、フランス在住のワイン生産者 Cyril Le Moingと出会い、地産野菜と自然派ワインを使った食のイベントを開始。2016年に結婚。
2019年2月、ラジオ体操の活動が三鷹市の「環境活動表彰」受賞。同8月、夫のつくる自然派ワインの輸入卸&通信小売の会社を起業。同10月、これまでの活動が認められ母校である女子栄養大学の非常勤講師に就任。

「人とつながりたい」、「食の真実をもっと知ってもらいたい」という思いから、様々な場に出向き、人と会い、仕事の合間を縫ってイベントの企画や活動を続けながら、ゆるやかなつながりの持つ力としあわせの広がる可能性を実証中。

 

 

 


感じ続けた違和感、現在の活動の原点

ラジオ体操、ワインの販売、イベントの企画や大学の講師・・いろいろな顔をお持ちのルモアンさん。IT企業でずっとお仕事をされている会社員でもあります。活動の原点は会社での環境にありました。

二十歳で就職して今も同じ会社で働いています。今はいろいろな活動をしているので、「本当に会社員なの?」って言われてしまうこともあるのですが、コツコツと続けているんです。
若い頃はちょうどバブル期で、遊びに行くならクラブだったりゴルフだったり、会社の飲み会は100人規模で居酒屋貸し切りで、といった時代。もちろんそういう楽しさも享受しているのですが、消費型の社会にずっと違和感がありました。

最初は合成洗剤などの海洋汚染からの自然破壊に対する違和感。そして実際に自分のいる会社でも、入社した頃は、残業が月300時間越えという人がいる職場。夜中まで仕事してイスを並べて寝て、朝起きてそのまま仕事している人たちもいた。そういう環境になっていくと、もちろん食べるものにも気を遣えないし、もう生きていくことだけになってしまって、最終的に体や心を壊してしまう人もいました。
私自身も忙しい時があって、買い物に平日行けないから、野菜とかを週末に買いだめして結局腐らせてしまうようなこともあって。
そういう中でだんだんと人の暮らし、その営みが自然を壊す大きな要因となっていること、本来は人間だって自然の一部であるはずなのに、そこがつながっていないような、何かがおかしい、という気持ちをずっと持っていました。

会長の下で働いていた当時、とても多くのことを教えてもらいました。
いつも仰っていたのが「利他の心」と「さわやかに奮い立つ」という言葉。会長に社員に声を掛けて来たい方が集まるお話会の事務局をやらせていただいて、社内でのつながりづくりの場として、会長とお話をする社内サロンやレクリエーションの企画をしていました。
今思えば、その時の経験が今の活動に繋がっていると思います。

30代後半で離婚を経験。時間ができたタイミングで女子栄養大に入学しました。
環境に興味があったので、大きな要素である人間の生活や食べ物を知りたいと思って女子栄養大学を選びました。
せっかく勉強しているのだから、インプットだけじゃなくアウトプットもしなきゃと思ったときに大学の奨学金制度「将来のプラン」の企画募集を校内掲示板で見つけたんです。とにかくやってみよう!と思っていることを書き出してみて、ある程度集約したら三つになりました。
それが今『enchanté ~つながりのはじめまして~』の活動としてやっている「ラジオ体操」「外国人向けツアー(たびもあ)」「一日シェフレストラン」でした。

なんとか選考に通過したんですが、その時は嬉しいというより「これからどうしよう~」が先で(笑)。
当時は会社と家の往復だけ、三鷹に住んではいたけど地域にコネもなければつてもない。何をどうやって始めたらいいのか… でも奨学金をもらってしまったし報告もしなければ、と自分を追い立ててなんとかスタートした感じになりました。

 

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