こどもたちや次の世代に伝えたい大切なこと
堀毛さんのお子さんも、塾に行く前などにお店によって、お店にいる方々とお話をされることもあるそう。『こなめの会』自体もお母さんのサークルなので、実際お母さんたちの活動や学び続ける様子を子どもたちはつぶさに見て、ちゃんと伝わっていることを返してくれているそうです。
子どもたちや次の世代に伝えたい大切なことがあるとしたら、「大人になるのは楽しい」と思ってもらえることだと思っています。そう思ってもらえたら次の世代はもっと楽しくなる。
自分の子どもたちや『こなめの会』で関わる子どもたちが私たちの活動を見ていて、この活動を自分たちが引き継ぎたい、と言ってくれるんです。
それがもう、私たちにとってはほんとうに「やっていてよかった」と思うことです。大切なことはもう伝わっているのだな、と。私たちが一番伝えたいこと、「こうやって生きると楽しいよ」ということはもう伝わっているのだ、とそれを聞いたときはほんとうにうれしかったです。
その後にできることは、今度子どもたちが何かをやるときのサポート、サポーターになりたいと思います。子どもたちの手伝い、子どもたちが夢をかなえていくためのサポートがしたいと思っています。
子どもたちが自分の中に持っているキラキラしているところ、「これが得意だよ」「これが好き!」ということをちゃんと育ててあげられたら、自信もつくし相手のことも認めてあげられる。世界が広がっていけば、そこから何を勉強したらいいのかと考えることもできるし、具体的に進んでいけるのではないでしょうか。
『こなめの会』の会も、今は休止届をだしてサークルとしてはお休みしているのですが、若いママさんたちが『こなめの会』をやりたいと言ってくれています。2月から少しずつやりはじめて、少し続いたらサークルも再開しようと思っています。私はサポーターとしてかかわっていく予定です。
人は一人では絶対に幸せになれなくて、やはりコミュニティだったり、人と交わるからこそ幸せを感じることができるのだと思っているのです。交わった相手の人たちが幸せになったら、私にもまた幸せが返ってきて、幸せの相乗効果じゃないですけれど、そうじゃないと幸せはないのではかと思っています。
この仕事をしているといろんな方が来てくれていろんなドラマを見させてもらって、私のほうが教えてもらったり、成長できています。来てくださる方が素敵な方ばかりなので、本当にありがたいです。
今はお店のお休みにはアーユルヴェーダの学校にも通っています。もっとヨガより広い範囲で、その人それぞれに合うごはんやほっとできることを提供できるようになりたい。
『おへそカフェ』も2年目になり、始めた当初は「お客さん来るのかな?」という日もあったけれど、今はほぼ満席で、人の流れができてきているな、と感じます。
今ほとんど休みはありませんが、もし休めたら、ヨガにも行きたいし、お菓子も作りたい。でもやりたいことは毎日仕事の中でできていると考えると、毎日忙しいですが楽しくて感謝です。
私にとって働くということは、生きること、呼吸すること、それくらい自然なものだといいな、と思っています。
クレームのようなことがあっても「人に対してはへこたれない」と堀毛さん。その方の良さが見えているから、と。「誰より臆病で繊細で。自分が怖いから、怖くしてしまうんだなって。」とやさしく話してくださいました。
ショッキングともとれるようなご自身の経験の中でも常に前を向いて、「幸せになる」「人生を楽しむ」覚悟をして進まれてきたのだと思います。幸せになることも、楽しむことも、どこからから降ってくるように「なる」ものではないのだと、つくづく自省も込めてお話を伺いました。
これからのステップもきっと堀毛さんらしく、穏やかにでも力強く進まれることと確信しています。
堀毛さんに聞いた 10年後、20年後のセルフイメージ
堀毛さんがオーナーを務める『おへそカフェ』
京王線 千歳烏山駅西口から徒歩2分
詳細はこちら:https://ohesocafe.jimdo.com/