育休を取って育児に携わってみて

市川さんの奥様は、働くことが大好きなバリバリのキャリアウーマン。二人目のお子さんが産まれるときに、市川さん自身も育児休暇を取られました。

一人目の子どもの育休の時は妻が産休育休を取って、産後も実家に帰っていたこともあり、私はあまり変わらずに過ごしていたのですね。
妻が復帰する段階で二人目の妊娠がわかっていたので、結果的に妻は半年間の職場復帰の後に、また産休育休に入りました。

その半年の復帰の間に家事の分担も本格的に始めたのですが、なかなかうまくいかない。二人目の出産は実家に帰る予定もなく、上の子もいたのでどうしようか、と。その時に妻から私に「育休取らない?」という話が出ました。
会社は会社で、二人目が産まれますという話を上司にしたら「育休取りなよ」と言ってもらえて。「あ、いいんだ」と思ったのです。(笑)
ちょうどその時、ワークライフバランスコンサルタント認定制度に関する事業を行っているときで、たくさんの企業さんの例も見ていてこれからはこうしていかないと回っていかないのだ、と部署内でも意識が向いて温度感が高まっていた時でもありました。

そして、2か月間の育休を取ることになります。今考えるともっと取ればよかったですね。(笑)
会社としては実は2人目だったのですが、その前と間が空いていたのでファシリティの整備もできていなくて、手探りで調べたり整えたりしながら、といった感じでした。

育休中は下の子の世話はほぼ妻が、上の子のケアを私が、という感じでした。保育園の送り迎えから全部やっていました。
一人目の時も日常的なケアを全くしなかったわけではなかったのですが、当時2歳になる娘の育児にじっくり携われたのは大きかったですね。育休が終わるときは寂しかったです。

今も、妻が土曜日も勤務なので土曜日は朝から晩まで娘と息子と3人で過ごしています。息子はママが大好きすぎて、少し大変ですね。娘は、どこまでもかわいくて。(笑)
最近は「怒らなければ!」という場面もあるのですが、どうしても可哀そうになってしまいます。

育休取得もスムーズだったし、私の場合は環境に恵まれていたと思います。
私の後が今年になってやっと続いてくれたのですが、それまで続かなかったのはやはりセクションによる業務内容の違いの影響はあるかもしれません。しかし、特殊な事例などなくて、やはりやり方次第だと思うので、社内で横展開していこうという取り組みを進めていこうとしています。

 

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